ある日、私の Mac には持ち主を失ったプロセスが 2,750 個溜まっていました。 アクティビティモニタも警告ウインドウも指し示せなかったものです。 Paws はそれだけを見つけて片付けます。 作業中のセッションには触れません。
Macが遅くなると、私たちは一番重いアプリを探します。けれどAIツールを何個も動かすMacでは、犯人はリストの一番上ではなく、リストの外にいます。
重い作業が終わってずいぶん経つのに、ファンが回り続けます。
ウインドウをいくつも開いていないのに、スクロールが粘り、アプリの切り替えがもたつきます。
「アプリケーションメモリが不足しています」と出ます。名指しされたアプリを終了しても、しばらくするとまた出ます。
アクティビティモニタを開いても数百行あって、どこから見ればいいのか分かりません。
この四つが揃うときは、たいてい大きなアプリ一つではなく、小さなプロセスが数百個積み上がっています。 一つひとつには何の落ち度もないので、警告もアクティビティモニタもそれを名指しできません。
どちらも無実でした。 言われたとおり終了しましたが、数分後にまた出ました。
こちらが真犯人でした。 親を失ってlaunchdの下に移り、55日間静かに積み上がっていました。
一行では無理です。この文章を書いているMacで親のないプロセスを数えると、こうなります。
約800個すべてが「親なし」ですが、そのうち片づける対象は0個です。 SpotifyもNotionもSafariのタブも、Appleのオーディオヘルパー数十個も、親はlaunchdです。 親がいないことは孤児である証拠ではなく、ただ情報がないという意味です。 本物の孤児と、きちんと働いているプロセスを見分けること — それがPawsのする仕事です。
メモリをどれだけ使っているかを見せるツールはたくさんあります。Paws はその先で、どれが持ち主を失ったのかを判定します。
親が終了して残されたプロセス。同じコマンドが3つ以上溜まったときだけ候補になります。1つだけなら放っておきます。
どのターミナルも保持していないのに、メモリを大量に使っているもの。Paws が自分で終了することはなく、一覧に出すだけです。
メニューバーのリングが状態を色で伝えます。平常時はグレー、警告でオレンジ、危険で赤。グラフでそこに至る経緯がわかります。
何を消すかより、何を残すかのほうが難しい問題です。Pawsは四つの段階でその判断を絞り、確信がない段階では止まります。
5秒ごとにメモリ圧力とスワップを、15秒ごとにプロセス一覧を読みます。画面にあるのはメニューバーのリング一つだけです。
作業に影響なしPawsが使うメモリは100 MB以内。直近15分だけ覚えて、あとは捨てます。
「忙しいか」ではなく「セッションが握っているか」を尋ねます。カーネルがターミナルの前に置いたグループ(e_tpgid)を見て、保護は親のほうへ上に広がります。
作業に影響なしターミナルが握っているものと、その下にぶら下がるものはすべて保護します。入力を待ってCPUが0のAIセッションも同じです。
同じコマンドが三つ以上積み上がったものだけを候補にします。AppleのXPCサービスとApp Extensionは最初から候補になりません。
作業に影響なし一つしかないプロセスは、ただ働いている最中かもしれません。確信がなければ一覧に載せません。
記録ウインドウを開き、何を終了するのかを見せてもう一度尋ねます。どのセッションも握っていないプロセスは、何もチェックされていない一覧で開きます。何をいつなぜ終了したかは1年分残ります。
作業に影響なし自動の片づけは初期状態でオフです。オンにしても、03を通った孤児だけが対象です。
最初の版は、launchctlの一覧にないものを孤児と見なしました。その基準でAppleのXPCサービス108個を、正常なのに終了させました — その中にはSafariのWebコンテンツプロセスもありました。
100個の合成テストが全部通った状態で出た版です。一覧にないことは孤児の証拠ではなく情報の不在でしたが、偽のプロセスだけで試していては分かりませんでした。
今は実機で「健全なMacなら自動の片づけ対象は0個か」を確かめるテストがビルドごとに走ります。判定の規則はあの日から六つに増え、どれも「分からなければ何もしない」を既定値にしています。
以下はすべて、この文章を書いているMacで撮ったか、アプリがアイコンを描くコードからそのまま出力したものです。描き直したものも、盛った数字もありません。
普段見えるのは肉球一つだけです。数字を出したければ設定で入にします。
囲むリングがメモリの状態を伝えます。
平常は静かに、急ぐときは色で。
数字オフ(既定)
数字オン
平常
警告
危険
監視停止
片づけ中今の状態が一枚に収まり、スクロールするものはありません — 取り戻した量、見つけたもの、空きメモリとスワップ、プロセス数、圧力のグラフ、最後の処置、そして一番下に設定と終了。
このMacはインストール後に161.3 GBを取り戻しました。
1,590個を片づけて。
片づけを押すと記録ウインドウが開き、何を終了するのかを一覧で見せてからもう一度尋ねます。選んだものだけが終わります。
「保存していない作業は失われることがあります」
— 終了の前にまずそう言います。
終了させたものはすべて残ります。日付ごとに、何をいくつ、どれだけ取り戻したか。1年分を保管します。
最も多く片づけたもの — node 1,122個、
GoogleUpdater 427個。
2026年9月18日、macOS 26 · Mac Studio(M4 Max、64 GB)でPaws 1.3.2を撮影。数字はその機械の実際の値です。メニューバーのアイコン6枚は、アプリがアイコンを描くコード(PawGauge・MenuBarLabel)から直接出力しました — 画面を撮ると壁紙が透けて濁るからです。
整理アプリで一番大事なのは、何を消すかではなく何を残すかです。
その配下にぶら下がるものもすべて保護されます。入力待ちの AI セッションも含みます。
整理リストは空の状態で開きます。終了するプロセスはすべて人が選んだものです。
利用統計もクラッシュレポートもありません。唯一の例外はライセンス確認です。
終了する前にもう一度確認し、何を・いつ・なぜ終了したかを書き残します。判断が不確かなときは何もしません。
CPU ゼロはアイドルではありません。
入力待ちの Claude Code の CPU 使用は 0 です。CPU で判断する整理ツールはそれを殺してしまいます。
Paws はカーネルがターミナルの前面に置いたグループ e_tpgid を読みます。忙しいかどうかではなく、セッションが保持しているかを問います。
インストール後7日間はすべて使えます。その後もリング、グラフ、検出リストは残ります。